2月4日 伊吹山

L越智秀之(第4963回 参加者6名)

山に興味がありながらも,山岳会への入会はためらっていた一年前の私。入会を決意したのは福山山岳会のインスタグラムで乗鞍山や大山の雪山登山の投稿を見たこと。そして今回,念願の雪山デビューとなりました。それもこれまで,何度も何度も新幹線のE席から眺めていた,眺めるだけだった伊吹山にて。登山口からしばらくは泥道。次第に雪道となり,アイゼン装着。足裏に集中し雪上アイゼン歩行の感覚体得に努めながら進む。やがて傾斜はきつくなり,急登部へ。色とりどりの人の列。慣れない雪山で疲労していく脚。それに比例して,視界の色合いは白から青が。そして青が最大値となり,山頂へ。雪景色とはこのことかと実感。吹き付ける風の冷たさに雪山を実感しつつ,下山開始。アイゼンが上手く刺さる感覚を,体で覚えるよう努めて慎重に進む。途中スノーシューに履き替え,思わず童心に帰る楽しさ!良き,そして学びの多い雪山登山デビューとなりました。リーダー,サブリーダー,同行の皆さん,ありがとうございました。【鮫島】

初めての伊吹山。朝から最高の天気に恵まれ,青と白の世界で雪の感触を思いきり楽しむことができました。6合目からの急登で汗だくになりながらも,頂上から見える山々の景色は本当に最高でした。下山はもちろん激下り。下山中3人の滑落の声を聞き,救助ヘリを目撃しながらも,無事下山できてホッとしました。実は,私はピッケル不携行での山行でした。今回は腐った雪と天気に助けられ無事下山できましたが,地図を読み,リスクを考え充分に準備する当たり前の事前準備をせず,人任せの楽しいばかりの山行になっていた危険な自分に猛反省。雪山での装備ミスは命取りになりかねないこと,登山は結果オーライではダメなこと,山岳会の名を背負っていることを忘れてはいけないとご指導いただきました。これから向かう山に対してしっかり読み,準備し安全に楽しめる力をつけれるよう学び続ける必要があると実感しました。これからも,山岳会の皆様,ご指導よろしくお願いいたします。【松本】