登山口の馬場島荘からの標高差約2200m。この長大な尾根を一体自分はどのくらいの時間で登れるのか挑戦してみたく前日に越智リーダーへ相談。安全第一,無理はしないを約束して16日3時20分スタート。早月尾根をピストンしてきました。結果登り4時間38分,下り4時間。この日は朝から蒸し暑く,剱岳山頂もガッスガスで絶景を拝むことはできませんでしたが,挑戦と無事下山できたことは満足できることであり,今回もリーダーや仲間には感謝です。(大迫)
昨年雨天中止になった山行,今年も梅雨終盤の天候で心配しましたが,なんとか前日までに大雨が止みました。早月尾根から剱岳の登山道は,地図に北アルプス3大急登と書いてあるのを見て,日帰りできるか不安もありましたが,大山等,比較的標高差の大きい登山道でトレーニングをして臨みました。前日に登山口の石碑に係れている試練と憧れを見て気持ちがたかぶったのかあまり眠れませんでしたが,いざ朝3時半に登山開始しました。夜明け前でも思いのほか蒸し暑く,登山開始からの急登で一気に汗が流れました。その後も果てしなく続く急登で,途中の早月小屋で一服した後,標高200m毎にある標識を頼りに登り続け,標高2600mを過ぎると雪渓や岩場が連続する場所になり,越智さんに通り方を教えてもらい慎重に進みました。ガスが出ていたので高度感はあまりわかりませんでしたが,岩の尾根は風が強く一気に寒くなりました。長い急登,雪渓,岩場と多様で険しい道程をなんとか辿り着いた山頂でしたが,残念ながら曇りで展望はなく,祠と三角点の写真を撮って下山しました。これだけ苦労して登っても簡単には絶景を拝ませてやらないという剱岳の洗礼なんだろうと思い,改めて畏敬の念を抱きました。今回の山行では,途中からは惰性で足が動いているような状態でしたが,越智さん大迫さんとのおかげでなんとか無事に下山できました。ありがとうございます。また今度は別のルートでも登頂をチャレンジして,絶景を見たいと思います。(渡辺晃大)
2014年の例会山行で早月尾根を登っているときにone dayの人を何人か見かけました。その時から考えていた山行で,昨年計画しましたが荒天で中止になり,やっと今回実行できました。ガスで展望はありませんでしたが,かろうじて9月に登る予定の赤谷山が見えました。夜明け前のスタート直後から蒸し暑く,松尾平以外緩むことのない急登が続くので,登りの前半は汗をかきました。標高2300m辺りで森林限界を超えると,冷たい風を遮るものがなくなり,登りの後半は上着を1枚着ました。想定通りの長大な尾根で,充実感と達成感のある山行でした。(越智)