“三嶺の縦走”は、7 年前の秋。剣山〜名頃、あいにくの小雨で、途中からはカッパを着ての山行。縦走経験の先輩から
は「この縦走路は、四国の山々の展望が素晴らしい!春のツツジの頃も最高!」などと聴きながら、その風景を想像し
つつ…白い靄のなかでの山歩きでした。と、言う訳で「いつか、また縦走したい!」との願いが叶った、今回の山行。
名頃〜見ノ越まで…車中前泊、走行距離 20km、累計標高 1980m、総時間 11 時間 40 分(行動食事時間含)と言う、私に
は、初体験・最高記録・挑戦の縦走となりました 素晴らしい深緑の山々の眺望や、鮮やかなピンク色のミツバツツジ
の花を楽しみながら、「しんどッ!」とメンバーに追いつくのがやっとの私。次郎笈・剣山の登頂は諦めたB班(ゆっく
り組)でしたが、A班はこの 2 座も登頂し、2 時間早い下山だったとか!もう、敬服するばかり!「縦走部」の底力を確
認させていただいた山行でもありました。2 班に分けて計画してくださった越智リーダー。B班の川口リーダー、同行
のメンバーに感謝です。【黒木】一年に一日でも登山に行った日本人は 972 万人で人口の 9.0%とのこと(総務省統計局調
べ) この日本人口の 9.0%の登山者の中で、三嶺→剣山を 1 日で完歩しようとする人はどれくらいいるのか? かたや、
福山山岳会縦走部にはそんな人が、16 人もいるなんて! いかに「かなり濃いめの登山者の集団」か、改めて知る機会
となりました。【鮫島】
日頃から越智リーダーの山行に参加させて頂いてたので、今回の三嶺〜剣山縦走は長い距離でしたが心配はなかった
です。むしろ、いつか行ってみたかった縦走だったのでワクワクしていました。稜線の美しさ、メルヘンのような新緑
の道、ツルギミツバツツジの鮮やかなピンク、先々まで見渡せる山々に終始癒やされました。いつもは、しんどいしん
どいと言う私ですが、今回はあまりしんどいという記憶がなく、それは多分、剣山の偉大な自然に身も心も心酔してい
たからだと思います。もちろん、みんながいるから楽しめました。喜びや苦しみを分かち合える仲間がいることは本当
にありがたいな、と思いました。天気もよく、気持ちいい山行でした。【岡崎】
丸石を過ぎた辺りまで、雄大な景色を楽しみながら登っていました。しかし、徐々に足に疲労が蓄積し、次郎笈へ向
かう道ではペースダウンを余儀なくされました。仲間からの心配や励ましの声に支えられ、気持ちは折れずに歩みを進
めたものの、鉛が付いたように足が上がらず、思うように前に進めませんでした。剣山の山頂に到達した時は、達成感
と同時に、もっと歩けたらこの絶景を堪能できたのにと悔しい思いも残りました。今回の山行は、自分の体力と課題を
改めて認識する事ができましたので、体力づくりに励んでいきたいです。【齋藤】
3 時前、名頃到着。真っ暗闇の中、満天の星空を首が痛くなるほど眺める。明日は晴天だ!4 時出発、だんだん明
るくなってきた。山が朝日に輝く、綺麗。6 時、青空の中の三嶺「わぁ〜」思わず声が出る。さぁ、これからがスター
トだ!どんどん進む、振り返る。綺麗。登りはみんな無口、下りになるとにぎやか、呼吸を整える。ひんやりとした風
の心地良いこと、思わず手を広げて鳥になる。笹尾根を飛んでいく。12 時、次郎笈が見える。「わぁー 綺麗」でも、
あそこまで登らなくてはと思った途端、疲れてきた。あと少し、レッツゴー。14 時前、皆んな揃ってゴール。バンザ
イ!!一人では出来ない事も、皆んながいると出来る。【藤井日】
三嶺から剣山への縦走に初挑戦。天候も良く、素晴らしい景色の下、美しい稜線歩きを皆さんと楽しむとことがで
きました。アップダウンもそこそこあり、急登好きの私にはよいトレーニング山行となりました。【渡邊雅】