昨年4月、山岳会に入会しました。会に入って驚いたことは、皆さん健脚で本当によく歩くこと。特に運動をしていなかった私は参加しても息も絶え絶えで、ついて行くのがやっとでした。
昨年7月、摩耶山(兵庫県神戸市)の山行に参加しました。ゆっくりなペースにも関わらず私は全然ついて行けず息が切れ、のぼせてしまいました。やっとの思いで山頂に到着しましたが、私の心は焦りでいっぱいでした。こんなんじゃ、どんな山行にも参加できない…。危機感を感じ、その日を境にトレーニングするようになりました。
8月、猛暑の中、水筒に氷をいっぱい入れ、水で濡らした冷感タオルを首に巻いて蔵王山へ通いました。あまりの暑さに蔵王山を登っている人はほとんどいませんが一人で黙々と歩き続けました。
9月、山岳会の5000回記念山行で1泊2日の石鎚山系(愛媛県)の山行がありました。自分の体力の強度に合わせ、山行も選べるようになっていました。一番強度の低い山行を選んだ方がいいんだろうな…と思いつつも、縦走部のハードな山行が気になって仕方ない。行きたい方に行ってみようと意を決して参加表明しました。
歩けるかどうか不安でしたが、何とか無事歩き切ることができました。長い道のりを完歩したことは大変うれしかったです。また体力がついたことも実感し、8月の猛暑の蔵王山は、孤独で暑くてしんどかったけど、無駄ではなかったなと思いました。
山岳会に入り、山がもっと好きになりました。これからも安全に楽しく、いろんな山に登りたいです。