登山の楽しみ方は人それぞれにあるでしょう。私はカメラを持って出かけます。下山して気に入った写真を見ながら季語を考え一句ひねります。写真を整理することで新しい発見もあります。そして一日一句を目標に「ゆきおのフォト俳句」としてブログへも投稿しています。テレビ番組「プレバト」の「〇〇写真で一句!」コーナーも人気ですよね。
弁当を開けば汽笛瀬戸の春 佐木島の桜で一句
佐木島に塔の峰千本桜という桜の名所があります。向田港から20分も歩けば塔の峰です。登山としては大平山(たいへいざん)(267.5m)を目指して登りますが、さらに展望の良い狗山(いぬやま)(250m)まで足を延ばしましょう。折り返して千本桜の下で弁当を食べたら良いと思います。少し動くだけで贅沢な一日が存分に満喫できます。花見のシーズンだけ三原港⇔向田港の臨時便が運行されます。
伊邪那美の息吹なるかや若葉風 比婆山の若葉風で一句
ブナが芽吹いて若葉風が吹く、この時期の比婆山の登山は心洗われリフレッシュできます。比婆山は古代ロマンあふれる信仰の山としても知られています。御陵には苔むした巨岩があり、伊邪那美(イザナミ)姫が眠っています。登山口となる六ノ原からは体力に応じたいろいろなコースが選択でき、表示も多くあり、山塊がすり鉢状のため道に迷うこともありません。写真を撮った場所は六ノ原から毛無山へ向かう途中です。
俳句に興味のある方は私のブログを覗いてみて下さい。