皆さん、クライミングをご存じですか?ボルダリング、アルパインクライミングなどいくつか種類があります。私が熱中しているリードクライミングもその一つです。
リードクライミングは、自然の岩壁に設定されたルートを登るスポーツで、クライマー、ビレイヤーという2人1組で行います。クライマーは設定されたルートの頂上にある終了点(ゴール)を自分の力だけで登りきることを目指し、ビレイヤーはクライマーが登りやすいよう、不意の墜落に備えてロープを操作、確保をします。各エリアの岩壁には数々のルートが設定されており、難易度もそれぞれ決まっています。自分の力量でどのルートに挑戦できるかの目安になっています。
元々登山をしていた私は、福山のクライミングジムに通っているときに偶然山岳会の方とお会いし、2016年に入会しました。もっと登れるようになりたいという思いから、入会時と比べ体重を25kgも落としました(笑)。
今までで一番印象に残っているルートを紹介します。備中の2ルンゼというエリアにある「寺島ルート」と呼ばれるもので「5.12a」という難度です。2022年の10月から12月にかけて10日ほどの間に30回も挑んで完登しました。同じ難易度でもルートごとに違う特性を見極めることが重要です。寺島ルートは5.12の登竜門的な有名なルートで、高さは20m弱ほど、強度の高い動き、指先しかかからないような小さな凹凸、墜落の恐怖などに打ち勝たなければなりません。やっとの思いで完登できた時は達成感でとてもうれしかったのを覚えています。
自分の力量に応じて楽しめ、ゆっくりではありますが成長を感じられます。これからも数あるルートに挑戦し続けていきたいです。