蔵王山登山の楽しみ


福山市の蔵王山には図のように多くの登山道が有り、私もトレーニングがてらよく登ります。日によってコースを変えますが、一旦登った後下り、別なコースから登り返します。

頂上で休憩をとっていると色々な人たちと出会います。良く知った人、初対面の人と様々です。中には大きな一眼レフカメラを持っている人も有り、初対面であっても「何を撮るのですか?」と聞いています。

ある時は「蝶を撮っています。ここは蝶の通り道なんですよ」と聞き、確かに春先には色々な蝶がよく飛んでいるなと気付かされました。その後その人が蝶の本を出版したと聞き、購入しました。

また有る時、別の人が「景色を撮っています」との事で、話を聞いているうち「全国の滝の写真を撮っており、3,000カ所行き、月の光で出来る滝の虹の写真集を出版した」「夜一人で撮影に行かなければならないので恐怖も有る。でも行きます」。興味を惹かれ、早速翌日書店で購入しました。

掲載している似顔絵も頂上で知り合った人に描いてもらったものです。「描いてあげよう」との事で、数分は掛かるだろうと身構えたところ、数十秒で手渡されました。その速さには驚きましたが、よく似ている事に驚き、嬉しくなりました。その人の娘さんはプロのイラストレーターとの事でした。

話を聞いてみないと分からない色々な趣味の世界が有るものだなと感じています。ゆっくりと様々な人たちの話を聞いてみるのも楽しいものです。