縦走とは登山方法の一つで、一般的にはある山の山頂に登った後、下山せずにそのまま次の山に向かうことを言います。尾根伝いにいくつかの山頂を経由しながら歩くのが基本です。その醍醐味は、一つの山を登頂するだけでなく、複数の景色の違う山を歩き渡ることで、そのスケールの大きさが魅力です。歩く距離は長くなり大変ですが、目指す山々を眺めながら歩くわくわく感、歩き終えた後の達成感、歩いてきた縦走路を振り返ってみる感慨深さはひとしおです。
四国一と言われる、百名山の剣山(徳島県)と二百名山の三嶺(高知県)を結ぶ、距離が約20kmにおよぶ笹原の縦走路があります。三嶺から登り剣山を目指すコースです。そこを山岳会の皆さんと一日で歩いて来ました。前日から登山口に泊まり込み、暗いうちから登り始めます。夜明けに三嶺山頂に到着し、ご来光を眺めることができました。
ここからが縦走の始まりです。尾根の縦走路から見える山並みの景色を眺めながらカヤハゲ・平和丸と小ピークを越えていきます。振り返るとさっきまでいた三嶺が見えます。高ノ瀬では、剣山から登って三嶺を目指す別のグループとエールを交換しました。あと一息の丸石まで来ますと、目指す次郎岌と剣山が見えてきます。
いよいよ次郎岌と剣山に向かいますが、ここからの景色は絶品です。もうすでに10km以上歩いていますので、結構足にこたえていますが、それにも優る景色に力をもらい、先輩方のサポートも頂いて、無事に登りきることができました。
こんな山歩きを大満喫する縦走登山へ一緒に行きませんか。