山の楽しみ方は人それぞれ。私は登山が大好きで、若い頃は難しい山にもチャレンジしていました。30代の時、福山山岳会に入会しましたが、思うように時間が取れずすぐに退会。しばらく山から遠ざかっていましたが、49歳の時大病を患ったことをきっかけに「大好きな北穂高岳にもう一度登りたい」と思い、再入会しました。
入会後は素晴らしい仲間に恵まれ、念願の北穂高岳を始め、一人では行けないような山にもたくさん登りました。山岳会には健脚コース、一般コース、クライミングや自然観察会などさまざまなコースがあり、コロナ禍の今こそ休止していますが、毎週のように山行を行っています。
だんだんと歳を重ねる中で、登山そのものを楽しむことに少し腰が引けるようになり、無理のない計画で山に咲く可憐な花を楽しむようになりました。最近では帝釈峡や大山、猫山など近くの山に花を見に行くのが楽しみです。
同じ場所に行っても、季節によって咲く花は違うので、いつも新鮮な感動があります。花が好きな友達と出掛けることももちろんありますが、一人で泊りがけで大山などに出掛けることも。山へ出掛けると、元気をもらえるような気がしています。気持ちよく山へ送り出してくれる理解ある家族にも、いつも感謝しています。
実は近々山岳会のメンバーと5日間かけて槍ヶ岳に登る予定です。若い頃では考えられなかったような無理のないスケジュールで、槍ヶ岳を満喫してこようと思っています。