山登りねえ~汗かくしな~


二泊三日の山旅かぁ、叔母が心配だしな~しかし、一回くらい付き合っておこうか。という事で、いざ登山開始…登るというより、ハアハア・ぜぇーゼぇー、たまに4本脚で登る。周りをみると私より二回りは大きいであろう人が息切れもせず平然と追い越していく。徒競走で相当なスピードを出しているつもりが脚はもつれてついてこない状態。翌日は叔母どころじゃない。腹筋が痛く笑うことさえままならない。全身筋肉痛、まるで操り人形。こんなはずではなかった‼

福山山岳会に入会し白馬岳に登った時、私より年長であろう方々がサッサと歩を進めている。私ときたらハアハア・ぜぇーゼぇーどころではない。休憩時には座るどころか転げまわっていた。ただ、根性だけで付いて行った。が、大先輩に「根性は認める。しかし、根性だけでは山は登れん」と一言われた。その時、考えました。登るなら自分にとって少しでも楽な登り方をしよう。そして同じ登るなら楽しもう。山頂に着いたとき余裕のある自分でいたいからと。

しかし、雪山となると状況が一変。登山道がない。水分補給をしようとペットボトルを手にするとガサガサと音がする。凍っている!昼食のおむすびも凍っている。この寒さの中、冷凍食品は食べたくない。雪を踏み固めて座る。お尻が冷たい、じっとしていると手足が凍えそうになる。たまに、雪の塊が上から落ちてくる。でも、白銀の世界は別世界だ!綺麗だ!雪山に魅了されてしまう。ってな感じで私の雪山登山は始まりました。

根性だけでは山は登れない。多岐に渡る知識・体力等学ばなければいけないことがたくさんあります。大先輩の一言、今では私の座右の銘になっています。よき先輩と出会えた事に感謝。山岳事故が多発している昨今、「行ってきます」・「ただいま」の言葉をかわすことの出来るハイキング・登山をしましょう。